飛蚊症(ひぶんしょう)

飛蚊症って

 秋晴れの日は抜けるような青い空で、とてもさわやかな気持ちになります。
スポーツに、イベントに、いろいろ週末も忙しくなるシーズンなのかもしれません。

眼の症状でそんな空を見上げたときなどに気がつくことがあります。
青い空に虫や糸くずなどの「浮遊物」が飛んでいるように見えることがありませんか。

視線を動かしてもなお一緒に移動してくるように感じられ、まばたきをしても目をこすっても消えませんが、暗いところでは気にならなくなります。
このような症状を医学的に「飛蚊症」と呼んでいます。


症状の変化にご用心!

 飛蚊症の症状があっても、その原因が生理的な場合が多々あります。
生まれつき硝子体に残存する濁りが原因の場合や高齢の方、強度の近視の方の飛蚊症の訴えなどは症状が進まない限りはあまり気にしなくてもよく、多少はうっとおしいと感じますが、慣れれば特に問題ありません。
しかしときに思いがけない病気が原因となっていることがありますので、とくにこの数や形など症状に変化があるときは、早めの検査が必要です。


急な変化がある場合

飛蚊症の症状の急激な変化は目の病気を知らせるサインです。
網膜裂孔、網膜剥離、硝子体出血、ぶどう膜炎などの初期症状で飛蚊症の症状を感じます。
いずれも早期治療が重要ですので、症状を感じたらぜひ早めの検査にお越しください。


 ※参天製薬株式会社 [飛蚊症]より抜粋


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