花粉症
花粉症の患者数は年々増加しています。
原因となる花粉としては、春先に飛ぶスギ花粉が最も多く、全体の約80%を占めているといわれています。
クリニックの付近にもスギの木はよく見かけるかと思います。
風が吹いた時によく見ると、黄色く舞うスギ花粉が見えます。
花粉症の原因は花粉(アレルゲン)です。
花粉が目や鼻の粘膜に接触することでアレルギー症状が現れます。
毎年、樹木や草花の花粉が舞う季節に繰り返して起こります。
目のアレルギーの代表は結膜花粉症で、急性アレルギー性結膜炎とも呼ばれています。
花粉によってスギ結膜花粉症、イネ科・キク科結膜花粉症などに分類されています。
どんな症状がでるの
目に現れる症状としては、まず目のまわりがかゆくなり、まぶたがはれぼったくなり、結膜がはれます。
重症になると結膜に浮腫が生じます(外から目が見えないくらいにはれる)。
かゆいのでこすったり、かいたりするとさらに悪化し、結膜や角膜を傷つけ、目がゴロゴロしたり、かすんだり、まぶしく感じたり、痛みが出たりします。
時には涙の洪水に襲われます。
このほか鼻、のど、気管支、胃腸にもさまざまな症状が現われ、全身の倦怠感や発熱が出る場合もあります。
身に降る花粉は払わねばならぬ
花粉の飛散時期には、花粉から遠ざかることが第一です。
現実には、花粉の完全シャットアウトは不可能なので、「生活上の注意点6か条」に留意して、医師の指示に従いましょう。
※参考 参天製薬株式会社 [花粉症のはなし]より